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コンサルタントの中には、「品質が第一」と断言して憚らない人がいます。品質さえよければ良いと
いうのです。
私は、この考えは間違いだと思います。何故なら、品質が良くても会社が赤字では意味がないから
です。品質を高めること自体は、金さえかければ、難しいことではありません。しかし、金をかけて品
質が良くなっても赤字になってしまっては本末転倒ではないでしょうか。
品質は、業績を上げる手段に過ぎない。それも手段の一つに過ぎないと思います。業績を上げる手
段は品質以外にもたくさんあります。例えば、コスト削減も業績を上げる手段となります。納期短縮
も業績を上げる手段となります。ユニークな商品開発も業績を上げる手段となります。
経営コンサルタントに求められているのは、クライアント企業にとっては、業績を上げる手段として最
も適切なものをアドバイスすることです。もちろん、クライアント企業がとらなければいけない手段は
一つとはかぎりません。その場合は、優先順位やウエイトについてアドバイスすることです。
一方、クライアント企業に方でもコンサルタントを選ぶ際には、このことに気を付ける必要がありま
す。あるコンサルタントが品質管理の専門家であれば、結局、重要なのは「品質」だと主張するでし
ょう。あるコンサルタントが財務管理の専門家であれば、結局、重要なのは「財務」だと主張するでし
ょう。つまり、コンサルタントを選んだ時点で会社の進むべき方向が決まってしまうおそれが高いの
です。
したがって、始めは、むしろ特定の分野専門家でないコンサルタントと相談することが大切です。
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