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《上から攻めるか下から攻めるか》−コンサル2つアプローチ
初めて企業診断をする場合、大きく分けて2つのアプローチがあります。
一つは、上から攻めるアプローチです。このアプローチでは、本来企業に備わっていなければならな いものが欠けていないかを先ず尋ねます。具体的には、社是・社訓、経営戦略、経営計画、年次計 画、組織図、社内規定などの整備状況を調べます。
もう一つは、下から攻めるアプローチです。このアプローチでは、現在の症状から先ず尋ねます。例 えば、売上の状況、利益の状況、財務体質の状況、資金繰りの状況などの現状とトレンドを調べま す。
どちらのアプローチが正しいとか間違っているとかの問題ではありません。どちらのアプローチを中 心にするかは、企業が直面している状況、コンサルの目的によって異なるべきだからです。例えば、 倒産の危険にあるような企業の場合は、基本的には下から攻めるアプローチの方が有効でしょう。 この場合は、兎に角どこから出血しているかを確かめて先ず止血することが大切です。一方、業績 はまずまずなのでこの際、上場を目指したいという企業の場合には、上から攻めるアプローチの方 が有効でしょう。
コンサルを上手に受ける秘訣は、その目的を明確にしておくことです。その目的が明確になっていれ ば、優秀なコンサルならば、それに応じて上と下のどちらか適切な方のアプローチをとるでしょう。も し、別のアプローチをとるコンサルなら契約は解消した方が賢明でしょう。というのは、コンサルによ ってはどちらかのアプローチしかしない(できない)方も多いからです。


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